2月15日(土)
5時半頃バンコク北バスターミナル到着。まだ辺りは真っ暗。バスターミナルのくせに、英語の案内らしきものが一切無い。歩き方を
見て市内にでるバスを確認。何番バスに乗ればいいのかわかるが、どっち向きのバスに乗ればいいのかわからない。
なやんでいると日が上ってくる。これで東西南北を確認。現在北ターミナルってことは、南向きのバスに乗ればええねん、ってことで
なんとかバスでカオサン通りという バックパッカーの聖地(?)へ到着。ラオスで一緒だった日系アルゼンチン人に教えてもらった
お薦め宿、GREEN HOUSEに向かう。満室で断念。しゃーなく近くのフレンドリーゲストハウスってとこにする。 今日はミャンマー行きの
飛行機を調査することに。ほんとは陸路でミャンマーに行きたかったのだが、法的に無理。猿岩石も飛行機に乗ったルートだ。なくなく
空路に決定。 カオサン通りには森さんという日本人が経営する旅行代理店があるので、そこで飛行機の相談に。毎週金曜日発の
ビーマンバングラディッシュ航空がやすいらしい。しかし現在キャンセル待ちしかないらしい。と言うわけで、当分は飛行機のキャンセル
待ちでバンコク暮らしになりそうだ。
2月16日(日)
今日は日曜日。大使館系が休みなので、観光に出かける。近所にある王宮へ。入場料が高い割にさほど面白くない。ま、金ぴかの塔に
エメラルドの仏像など、そこそこタイを満喫。 しかし、暑い!!さすがタイランド。石田壱成が「タイは若いうちに行け」とCMで
言ってた意味がわかる。ジジイなってから来たら干からびるね。確実に。 寝釈迦仏で有名なワット・
ポーへ行く。でかいね、寝釈迦仏。足の裏がBOBよりでかい。しかも金ぴか。タイの人はほんと金をありがたがる。ま、厳しい気象条件で、
金箔にしないと建物がもたないのもあるんだろうけど。 寺巡りのあとは観光案内所にバスマップもらいに行く。これでバンコクの
公共バスは問題なし。やっぱ移動は公共バスに限るね。値段が違う。(一回のって3.5Bなり)
いったん宿にもどり、同室のムエタイを習得に来たと言う関西人(以下ムエタイ君)と夕食に。なんかやたら辛いぶっかけご飯食べる。
これは辛い!!辛いもの好きのBOBでもかなりきつかった。デザートにゼリー食べ、今日の行動はこれまで。
2月17日(月)
今日は大使館巡り。まずはインド大使館へ。バスでお出かけ。到着。用紙適当に書いて提出。出入国地点を聞かれただけで、その他は
問題なし。21日に取りに来いだって。でも一番短いビザで3ヶ月。1週間くらいしかいない予定なのに、このビザ取らざるを得ない。
ま、その気になったらインドで沈没か、等と考えながらミャンマー大使館へ向かう。 即効ビザゲット。ちょうど日本人の女の子2人も
ビザ取りに来てたので、お昼を御一緒する。どうやらこの人たちもビーマンバングラディッシュ航空で行くらしぃ。またどっかで会いそう。
カオサンに戻る。飛行機のチケット予約に行く。やっぱりキャンセル待ち。しゃーないね。カオサンをぶらぶらしてると、どうしても
タイ土産にムエタイTシャツ欲しくなり、Tシャツ屋で頑張る。さほど値引いてもらえず、95Bで購入。そのうちムエタイパンツが欲しく
なりそうな気配むんむん。がはははは
2月18日(火)
9時起床。近くにあるタマサート大学まで学食食べに行くことにする。 カオサン通りを少しでたところで、タクシーに乗ったおばさんが
私を呼んでいる。なんか安いホテルを知らないかって聞いてくる。ガイドブックとか持ってないのか?と聞かれ、持っていたのでそれを
見せてあげる。 はじめはタクシーに寄っかかって話していたが、冷房効いてるし中に入れとおばさんが勧めてくる。知らん人とタクシー
乗るのは怖かったので始めは断ったが、冷房かけてるのにドア開けっ放しで話しているのもなんなので、ついつい乗ってしまった。
ガイドブックを見て、おばさんはどうやら宿をみつけたよう。なんだかお礼にマッサージをしてくれるとか言い出した。なんでも
マレーシアからきたマッサージシャンなんだって。とりあえず、Tシャツの下に首から貴重品を下げていた
ので、それに気をつけながらもマッサージをしてもらう。 これまたたいして気持ちよくない。数分くらい揉まれていただろうか、
目的地のタマサート大学の近くに来たので降ろしてもらう。腹減ったので、学食へ向かう。
ところが、大学の門の手前の公園を横切っていると、変なおっさんが話し掛けて来る。なんでもこの大学のプロフェッサーとか言ってる。
へんな日本語の挨拶言葉を知ってるので聞いてみると、日本に昔住んでたそうな。その割には日本語が怪しい。挨拶しかしらん。
するとこのおっさん、講義が昼からなのでそれまで寺に行くので一緒に行こうだって。歴史の教授とか言ってたし、ええ話でも聞かせて
くれるかと思いついていく。トゥクトゥクにのり、ショボイお寺へ。とにかくショボイ。ろくにありがたい話もしてくれない。
学食行きたいし、はよ帰ろうとせがむ。 帰り道におっさんがこれまた変な話をしてくる。アメージングファクトリー(面白い工場)
があるので一緒に来いだって。なんでもそこで2000US$で買った宝石を日本に持って帰って売ると、4500US$になるそうな。
アホくさ。歩き方に書いてあったとおりの、教科書どうりの文句で誘ってくる宝石詐欺がいるなんて
ビックリ。ま、ええ話のねたになったわと一人で納得。さっさとおっさんほって学食に行く。 いろいろ振り回されたが、やっと学食
にありつく。ふ〜。飯くいながら、なにげパスポートをみようと、首から下げている貴重品入れのを取り出してビックリ!!!
トラベラーズチェック(約14万円分)と500Bがなくなっている。まじで血の気が引く。数分間
うろたえるが、とにかく部屋に置いて来たかもしれん、ってことで宿に戻る。 さがしてもない。ん〜ん、こりゃどう考えても朝の
タクシーのおばはんスリやったね、って結論に。き〜〜〜。カオサン通りの端にある警察に行ってみる。そこでツーリストポリスへ行って
盗難証明書もらえとのこと。とにかくT/C会社(VISAとMASTER)に国際電話して止めてもらう。 その後ツーリストポリスへ。英語が出来ない
私は、90%ジェスチャーでスリに会ったことを伝え、タイ語の証明書をもらう。明日からこの証明書をもって、再発行手続きの日々だ。だる〜〜。
しかしおばはんのスリのテクニックには驚愕。注意してたシャツのしたの貴重品を、シャツをめくらずにマジックテープはがして
盗みやがった。ある意味感心。
2月19日(水)
今日は6時45分起きで、朝からMASTERのバンコク事務所へ再発行手続きへ。 MR.ADISAKなるオフィスマネージャーらしき人に質問
攻撃をされる。日本では何をしているか、どうやってT/C買う金を貯めたか、今の宿は一泊いくらだ、、、、、、しまいには去年行った
ニュージーランドはどうだった?などと訳のわからんことまで聞かれた。全て英語で。もちろんこっちはジェスチャーで返答。これで
会話になるのが恐ろしい。 アホほど長いレポートを作成され終了。これからロンドンのヘッドオフィスに書類を送るから明日また
来いだって。ん〜、疲れた。 VISAの方へも電話してみる。今日中に手続きおわるから、あすバンコク銀行で再発行してもらえとの
こと。一応明日で全てのT/Cが返って来そうだ。っほ。となると、予約中の飛行機のチケットが気になる。お願いしている旅行代理店
へ行ってみると、案の定いまだキャンセル待ち。 ムエタイ君と晩飯食べに出かけてる。お目当ての店はもう閉まってた。とほほ。
なんかいいことないねぇ〜。
2月20日(木)
朝からバンコク銀行へ。9時に到着。閉まってた。9時半かららしい、、、。とりあえず、先にMASTERの事務所へ。パスポート預けると
すぐに890US$のチェックが帰ってきた。っほ。しかも手数料なし。まるまる返ってきた。 続いて再びバンコク銀行へ。2階の
カウンターで書類を書くと、なんなく3万円のチェックが返ってきた。こちらは手数料9B取られた。ま、どちらも無事返ってきて一安心。
二度とタクシーに乗ったおばはんは助けないと固く心に誓う。 帰り道にパッポン通りという、タイではお馴染みの風俗店満載通り
見学へ。さすがに昼間なので静かなものだが、これが夜だといかがわしいことこの上なしって感じの店が乱立。さすが東南アジア一の
エッチ通り。 カオサン通りに戻る。一縷の望みを胸に旅行代理店へ飛行機のチケット状況を聞きに行く。アイヤ−、今週の便は取れ
なかった。あと一週間はミャンマーへ行けないことが決定。ガクッ。 しゃーないので、南の島(ピーピーやサムイ)へバカンスにでも
行こうかなっと。いろいろ話を聞いてると、どうやらミャンマーへの飛行機だけでなく、日本に帰る便の飛行機ももう押さえとかないと
やばいという話を聞く。 私の計画ではインドから香港経由で帰国なのだが、どうやらカルカッタ--バンコクは大丈夫でもバンコク--
香港--関空がJALしか飛んでないらしく、アホほど高いらしい。日本人でも手の出ない日本航空って何?という疑問が頭よよぎる。
とにかく、3月18日の大学の卒業式はこの時点であきらめる。ま、ほとんど行ってなかった大学なので、未練まったくなし。
がはははは。夜は電卓と歩き方を手に今後の計画を練る。
2月21日(金)
今日はインドビザを取りに行く日。さっそく大使館へ。即効ゲット。ビザ待ちの時に、大阪外大中退のイラストレーターという岩川さんと
知り合う。 一緒にカオサン通りに戻り、昼ご飯。どうやら岩川さんはこれからインドのボンベイへ行くらしい。で、タイに来る前は
マレーシアにいたらそうで、タイ--マレーシア間は行き来が簡単だそうだ。この時点でBOBのこれから一週間の予定は、南の島ではなく
予定外の国、マレーシア・シンガポール、マレー半島往復の旅に決定。行き当たりばったり万歳。 旅行代理店に帰りの飛行機を押さえに
行く。どうしても香港には返還前の今寄っておきたかったので、関空着を名古屋着に変更すれば中華航空があるというのでそれを予約。
お金も払う。 ミャンマー--バングラディッシュ--ネパール・カルカッタ--バンコク--香港--台湾--名古屋のチケットが、バンコク--
香港--関空のJALのチケットより安かった。JALって何者? 宿を引き払い、さっさとファランポーン駅へ。バスの乗り換えミスり、
えらい歩く羽目になるがなんとか到着。切符売り場へ。アイヤ−、数十分まえにシンガポール直行国際列車が出てしまっていた。
しかたなくローカル電車の三等席でマレーシア国境近くの町、ハートヤイへ向かう。さすが三等席。三人がけの椅子に三人座る。明日の
朝までかと思うと(この時点で夕方4時)頭痛い。やっぱ2等にすべきだったかも、、、、、、後悔。ま、途中で人の乗り降りがあり、
なんとか少し横にはなれた。 しかし電車ではないこの列車、まど開けてるので煙が入ってきて顔真っ黒けになってもうた。とほほ。
2月22日(土)
予定一時間遅れでハートヤイ到着。 どうやってシンガポールまで行こうかいな、って考えてると、”どこに行くんだ”とうるさく聞いてくる
片目のオヤジが一人。最初は無視していたが、シンガポール行くねんと言ったら、バスチケットオフィスまで連れてってやるだって。
やっぱ客引きや、うるさいと思ったら。 ま、とにかくそのオッサンに連れられバスチケット屋へ。値段を聞いてみると650Bと
言っている。歩き方には550Bって書いてある。しかし昨日の三等席の直角背もたれの椅子でねた疲れで、値段交渉したり他を当たる
元気なし。もうそれでシンガポールへ行くことへ。 バスの時間までまちをふらつく。Mrドーナッツ発見。タイの端っこでミスドで
昼飯。なんか変な感じ。バスチケット屋へ戻る。受付のお姉ちゃんがさっきの片目のおっさんに100B渡しているのを見てしまう。ち、やっぱ
100B損した。くそ〜。どうしても疲れてると思考能力と忍耐力が落ちていかん。これから二度と客引きは使うまいと心に刻む。
バス出発。隣に座ってるの中国系マレーシア人のおっちゃんに飯おごってもらう。ラッキー。そのオッサンの読んでる新聞よこから
覗き込むと、ケ小平死亡の記事。いや〜、中国で長居せんでよかった。何かあったら怖いもんね。 しかしバス快適。冷房ガンガン。
ビデオも上映されてる。タイ版湾岸ミッドナイトみたいなのやってる。フルバケ、四点シートベルト、ロールバー、最低地上高指三本の
シビックに乗っているBOBの走り屋(?)の血が騒ぐ。が、冷房快適すぎて寝てもうた。がはは。起きたらシンガポールのはずだ。
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