3月15日(土)
バスの旅はきわめて順調。ちゅうか、順調すぎてインド国境の町ビールガンジに朝4時に到着してしまった。とにかく歩いて国境まで
行ってみる。 イミグレ覗いてみると掃除中じゃった。なんでもボスが6時に来るからまってろってことだった。ボケ−っとボス待ち。
ボス登場。このボスがやたらと陽気。変な片言日本語しゃべっては一人でバカウケ。しかしこのボス、6時に来たが仕事はまだしない
らしい。お茶でも飲みに行こうってことで、ボス・子分(掃除してた人)・私でチャー(インドのミルクティー)をしばきに行く。もちろん
ボスのおごり。その後ちょっとして、やっとイミグレで出国手続きしてくれた。 (余談;このボスは、帰国後見た猿岩石のビデオにおもいっきり
登場してた。猿岩石も私と同じ人から出国のハンコもらったのね。がはは) 歩いてインド側のイミグレへ。無事入国を果たす。
次の目的地パトナ行きのバスを探す。客引きがうるさい。へんてこな旅行代理店みたいなのを発見。バスチケットを買う。で、案内されて
バス乗り場へ。バスに乗って出発を待ってるとき他の客が運転手から直接チケットを買っている。値段を見ると、私が買った値段の半分
以下。あいやー、またぼられてた。どうもその国の初日はぼられまくりである。物価とか分からんもんね。 なんだかんだでバスは
出発。途中ガンジス川横断。ガンジス川でかすぎ。何キロあるねん。 パトナ到着。とりあえず鉄道駅へ行く。荷物を預け、窓口で
カルカッタ行きの切符を買おうとするが、インド人なぜかみんな冷たい。しかも英語がなまりまくっていて、何を言ってるか理解不能。そのうえ、日本の役所みたいに窓口を
たらいまわしにされる。しまいにはここ2・3日は満席ですだって。だめだこりゃ。 しかしカルカッタ発の飛行機をすでに押さえている
BOB的には、パトナでのんびりしてるわけにはいかない。近くにチケット屋があったので、そこでカルカッタまでの鉄道チケットを頼む。
結構高いが、窓口では埒があかないので仕方が無い。すったもんだで明日の夜発のチケットゲット。350ルピー(約1200円)もした。
とほほ。その時点で時刻はすでに夜8時。あたりは暗くなっている。 。 。 。 。 。 あ、宿まだ押さえてなかった。
慌てて宿探し。駅のリタイアリングルームなる乗客向けの安宿をあたってみるが、思いっきり断られた。何言ってるか分からなかったの
で理由は不明。しゃーなく、荷物は預けっぱでツーリストバンガローという安宿へ向かう。駅からちょっと遠いが、他を当たる元気も
無く、そのままチェックイン。 夕食へ出かける。屋台でサモサ。思いっきり皿にハエが入ったままでてきた。そのハエをポイっと
捨ててサモサを頬張るBOB。すでに日本人的感覚が麻痺している。宿に戻ってこの日は終わり。
3月16日(日)
お昼にチェックアウト。駅前のバザールをうろつく。土産になりそうなものがろくにないので、へんな赤と白のゆでた団子みたいなお菓子
を食べただけでガンジス川へ向かう。
川沿いの通りをうろついてると、ガードを発見。もちろん川へでてみる。さすがガンジス川。
牛が水浴びしてる横でおばはんが沐浴中。そのさらにとなりで洗濯してる人もいる。なんでもありだ。もちろんBOBも沐浴でもなんて思うが、
脱いだ服と一緒にパスポートなどの貴重品を置いておくのが少し不安なので、仕方なくガンジス川の水で顔を洗うだけで辛抱する。
ん〜ん、これでも効果あるんじゃろか?ま、気分的にインド人に2・3歩近づいたような、 、 、 、 、 、 、 ちなみに川はタダの泥水に見えた。
駅に戻ると、昨日のチケット屋の店員につかまる。なんでもそのチケットはまだウェイティングなので、100ルピー出せば手続き終らせてやる
とかぬかしている。無視。自分で駅構内へ行ってみる。MAY I HELP YOU というサインの掲げられたカウンターに人が集っている。
どうやらそのカウンターでチケットになにやら書き込んでもらうらしい。私もその人ごみに混ざる。チケットに車両番号7、ベッド番号39
と書き込まれる。近くに張り出された予約表にも私の名前がでている。どうやらこれで列車に乗っても問題なさそうだ。 時間になり、
ホームに列車が到着。7番車両を探すが、車両番号ばらばら。さすがインド。1から順番に番号つけようよと思うBOBはインド人にはなれなさそうだ。
なんとか7番車両を見つけ乗り込む。ベッド39を探す。発見。しかし、すでにそこにはおっさんが一人座っている。ま、今ちょっと座ってるだけだろう
とおもい、横に座っておっさんがどくのを待つ。しかし、いっこうに退く気配なし。 列車出発。車掌さんが切符拝見に来る。これでこのおっさんも
退くだろうと思ったが、甘かった。おっさんも私と同じ番号の切符を持っている。どうやら一つのベッドに2人割り当てられてるらしい。
おいおい、このベッド、幅1mもないのにどうすんねん? しかしさすがはインド。問答無用。私は進行方向側に頭を、おっさんは進行方向とは
逆向きに頭をむけて、一つのベッドで寝ることに。まさか外国の寝台列車でおっさんと添い寝することになるとは思わなんだ。とほほ。
3月17日(月)
朝方になると、乗客が結構おり始めたので、空いたベッドでなんとか睡眠を確保。うつらうつらしてるとカルカッタはハウラー駅到着。
そこからミニバスで地下鉄駅へ。その後、地下鉄とバスを乗り継いで空港へ。 明日早いので、今日は空港のリタイアリングルームへでも
泊まろうという魂胆。早速エアポートマネージャーに泊まりたいと言ってみるが、この人全くヤル気なし。すぐお茶を濁そうとするので、
しつこく聞いてみたのだが、結局夜9時に来いとか訳のわからんこと言われて終わり。 こりゃだめだってことで、カルカッタの安宿街
サダルストリートへ移動。昨日のおやじとの添い寝のため、宿探しに費やす気力なし。途中であった日本人のすすめるドミトリーにさっさと
ベッドを押さえ、昼食へ。インドにもかかわらず中華を腹いっぱい食べてしまった。 近所のマーケットにお土産を見に行く。すると、そこで
バングラディッシュに行くとき飛行機で同じだったおねぇさんに再会。バングラディッシュ国内を旅行してからカルカッタに来たそうな。
2人で一緒にマーケットをふらつき、食事をご一緒する。ちなみに今回はカレー&ナン。激ウマ。 カレーに満足したBOBは、明日の飛行機が
朝早いのでさっと帰って爆睡。
3月18日(火)
BOBは早朝5時25分起床。しかし昨日隣のベッドの日本人おねぇさんとタクシーシェアで空港まで行く段取りにしていたので、その人待ち。
結局出発は6時ごろになってもうた。空港までは話に聞いてたとおり30分で到着。 そのおねぇさんの飛行機のほうが早かったのでお見送り。
その後私もチェックイン&税関チェック。いつも行った国のお金を記念で持ち帰るのだが、インドは自国通貨の持ち出しを禁止している。
税関では財布の中までチェックされるらしいとあらかじめ聞いていたので、カバンの奥にインドルピーを忍ばせ税関通過。大成功。さっさと
飛行機(インド国内航空)に乗り込む。 よく考えたら、起きてから今まで何も食べていない。めちゃめちゃ空腹。ひたすら機内食を待つ。
なんだかんだで、やっと機内食登場。ぺろりと平らげる。しかし、空腹収まらず。そこで、BOBは何を考えたかスチュワーデスさんに
お代わりを要求。一旦断られるものの、なんとか余っていたベジタリアン用の食事をゲット。なんでも言うてみるもんやねぇ。 そうこうしてるうちに
飛行機はバンコク到着。さすがに三度目のタイ入国とあって、手馴れたもの。さっさとバスでカオサンへ。前回、前々回と同じフレンドリーGH
に宿を取る。 航空券を頼んでおいた旅行代理店へチケットもらいに行く。店の奥さんに”インドどうだった?”なんて聞かれたが、ネパールで
ひっくり返ってたなんて言うと爆笑された。今回の旅行も残り少なくなったのでみやげ物買いに出かける。念願のムエタイパンツ購入。
ん〜ん、大満足。
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