動機
BOBが子供のころ大好きだったTV番組、それは”西遊記”

毎回、ご存知マチャアキ・岸辺シロー・夏目雅子・西田敏行(左とんぺいでも可)が中国だか中央アジアだかインドだか分からない国で、妖怪を退治しながら天竺にありがたいお経を取りに行くというこの番組が大のおきにいりでした。 エンディングで流れる広大な草原の画像を見たり、ゴダイゴの曲を聞いているうちに、知らず知らずアジアへ行きたいという願望が芽生えていったのでしょう。

そんなBOBも気が付けば大学生。卒業旅行で海外なんて話も出てきます。当初、”中国で馬を購入してそれでインドを目指す”ってのはどうかと考え、 大学の友人達に孫悟空&沙悟浄&猪八戒の募集をかけましたが、エントリー0件。よって断念。

そんなある日、とある映像がBOBの目に飛び込んできました。身なりの汚い若者二人が、インドで食事と宿の確保のために頭を丸めている。 そう、当時の電波少年の看板コーナー”猿岩石のユーラシア大陸ヒッチハイクで横断!”のワンシーン。

この企画をたまにしか見ていなかったBOBは、ひさしぶりにみた 猿岩石がインドでハゲにされているシーンに痛く感銘を受けました。このあまりに日常とかけ離れた光景こそが卒業旅行にふさわしい、と勝手に解釈。 この時点で卒業旅行は陸路でアジアを回ることに即決定。

大学四年生だったBOBは、まず就職活動を7月いっぱいで片付け(教授推薦でさっさと決める。ただし二年もたずに”非”円満退社。先生ごめんね。)いざ卒業旅行!っと思いきや、 8月末からニュージーランドへスキーをしに行ってしまいました。(詳しくはニュージーランド編をごらんください。) これが思いっきり裏目に。

松葉杖で帰国したBOBは、歩き回れない腹いせに沢木耕太郎著 ”深夜特急”をベッドの上で読破。さらに大沢たかおの同名のドラマも録画。 さらに猿岩石日記も2冊とも購入。松葉杖ながらも歩き回れるようになると、図書館&本屋でアジア各国のガイドブックを読み漁る日々。

1月に入り、ようやく松葉杖なしでなんとか歩けるようになったBOBは、出発日の朝に親知らずがはれ上がり顔右半分がパンパンで休日診療で抗生物質をたんまりもらうハプニングがあったものの、 1997年1月19日(22歳の誕生日)ビッコを引きながら船の出る大阪南港へと向かうのであった!

出発準備
・海外傷害保険加入(¥26000)
 ・中国一ヶ月ビザ所得(¥10000)
 ・ベトナム陸路出入国ビザ所得(¥19330)
 ・T/C購入(¥100000、US$1000)
 ・US$現金購入(US$400$)
 ・予約関係まったくせず

装備
服装 上:Tシャツ・長袖シャツ・トレーナー・フリース・ジャンバー
下:ジーパンorチノパン・スニーカー
持ち物 T/C&現金(上記+現金¥30000)・着替え・カメラ・薬(正露丸等)
地球の歩き方(韓、中、ベト、タイ、SEアジア、ミャン、ネパ、印)
寝袋・洗面用具・装具(骨折が完治してなかったため)

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