大阪
出発前夜、愛車JOGを調整してるとなぜかアイドリングが不安定に。私の知識では原因不明。仕方ないので、先ほどイジッたところを 全部元に直すとなんとか元に戻った。これで多分OKってことで調整終わり。

翌朝早くに家を出発。船の出る大阪南港までは約40分。港についてもまだ周りは暗い。 チケットを購入して乗船。

大阪--徳島間はさほど遠くないので、ちょっと寝てたら到着。


四国
ついに四国上陸!なにげに四国に来るのはこれが始めてのBOB。しかし、さすがは徳島。私が降り立ったのは徳島市。 徳島市といえば県庁所在地であるにもかかわらず非常に小さな町だ。ん〜、することなさそー。

てな訳で、早速愛媛県目指して出発。国道192号線をひたすら西へ。 しかし、この辺はのどかでええね〜。吉野川のほとりを原付で爆走。まさに快適!

そのうち難無く県境越え。この時点でまだ昼前。このまま行くと松山の兄のうちに早くに着きすぎる。そこでBOBは何を血迷ったか 愛媛と高知の県境にある、西日本最高峰・石鎚山を目指して走り出した。

さすがは西日本最高峰、1982mを誇る石鎚山。行けども行けども上り坂。(当たり前か?)最初は調子の良かった我がJOGスポも 途中からは30kmしかでなくなる始末。いくらスロットル回しても速度が上がらん、、、、。

それでも懲りずに上っていくと、大きな工事が道を塞いでいる。交通整理のおっさんに聞いたら、ちょっとの間この道は通れないとのこと。 原付も無理させたら怖いし、じゃ〜町におりましょ〜と勝手に納得。山頂はあきらめて松山へ。

夕方松山到着。兄の家に行く。普通の1Kアパート。久しぶりの対面にもさほど感動もなく、一人でさっさと道後温泉へ。 坊ちゃんの舞台、松山を満喫。(うそ。そんなん読んだことないから分からん。)夕食を兄と食べ、さっさと寝る。

翌朝は4時おき。またしても暗がりの中を別府行きサンフラワー乗り場へ出発。しかしなんやね、四国横断なんて半日で終わってもうた。


九州
(前半)
ついに九州上陸!到着したのは大分県別府市。言わずと知れた温泉街。しかし松山で温泉を満喫し終えたBOBには興味なし。 楽しみは何を隠そう”やまなみハイウェー。”去年CBRできたときは有料だったこの道。今年からはなんとタダになったのだ。何がすばらしいって、 阿蘇の山並み。このハイウェーは阿蘇九重国立公園を貫き、大分から熊本へと続くバイク乗りには有名な快適ロードなのだ。

去年きたのと同じ道なので楽勝気分でやまなみハイウェーへ。せっかくこっちがエエ気分でワインディングロードを満喫していたのに、 それをぶち壊す車が一台。

なんと私は大きなトレーラーの後ろに捕まってしまった。そのトレーラーは時速約50km。 もちろん私のまたがっている原付が阿蘇の上りでそれを抜けるほどスピードが出るわけでもなく、ストレス全開。 それはトレーラーの運ちゃんも同じだったらしく、後ろでちょろちょろする原付に痺れを切らして道を譲ってくれた。

そこまでは良かったのだが、その後快適に走っている時に、私の目にごみが入り痛くて目を開けてられなくなったので 道端に原付を止めて目を拭いていた。すると後ろからさっき抜かさせてくれたトレーラーが追いついてくる。 当然運ちゃんは”せっかく前いかしたったのに何しとんねん!”的表情でクラクションを鳴らしてくる。そんなこんなでトレーラーとのいたちごっこは 延々と続き、ろくに阿蘇の景観を満喫できぬまま山並みハイウェーを後にするBOBであった。 とほほ

その後は、熊本市内の叔母の家に昼食をご馳走になりに。”ホントにこれで来たの?”と愛車JOGスポを指差される。去年CBRで 事故った時に、玉名市まで迎えにきてもらった人だけに、えらい心配された。昼食後は昼寝までさせてもらい、心機一転天草目指して出発!

天草までは順調。熊本市内を抜けると、海沿いの道も増えて眺めも最高。山の景色でお薦めがやまなみハイウェーなら、 海の景色でお薦めなのがこの天草パールライン。天草五橋なる大きな橋5つを含む、本州と天草諸島を結ぶ約12kmのルート。 天気も良かったので最高!

そして潮風に吹かれること数時間、あたりが暗くなり始めたころに無事天草郡苓北町の祖母の家に到着。ふぅ〜

祖母の家では、数日後に合流した大学の友人・椋本&向と近くの海で素潜り三昧の日々を送るBOBであった。いやぁ、素潜りサイコ〜


九州
(後半)
何を隠そう、素モグラ−椋本の両親は福岡住まい。ってなことで、我々は福岡に移動することになった。

もちろん原付などでこの熊本県天草郡苓北町に 来ているのは私だけ。当然、福岡までの行程は他の二人とは別。私はフェリーで長崎に渡り、そこから佐賀経由で福岡を目指すことに。他の二人も 同じルートだが、フェリーの後は電車。

原付の私のほうが時間がかかりそうだったので、二人より先に 富岡港--茂木港のフェリーで長崎へ。去年来たときに長崎市内観光はしたので、今回はパス。一路福岡を目指す。もちろん佐賀県を横切ることになるのだが、 BOBの知識の中に佐賀県の観光スポットは吉野ケ里遺跡しかない。しかも近くを通ったにもかかわらず、よらずじまい。佐賀でした事といえば、 ガソリンの補給だけ。がはは。さっさと福岡県へはいる。

九州産業大学の近所にある椋本邸に着いたのは、なんと電車をつかった二人より先!原付速し!数時間遅れで椋本&向の 両氏到着。椋本のお母さんにモツ鍋ディナーをご馳走になり、三人で夜の福岡の町へ繰り出す。

夜の福岡の遊び場と言えば、九州では敵なし、”親不孝通り”である。なぜ親不幸なのか?その理由は、”予備校と歓楽街が一つになった通りである” といえばお分かりいただけるだろう。 てな訳で、私たち一行も、親不孝な遊び、”ツーショットダイアル”に挑戦することに。

収穫なし

無駄金を使った私たちは、とぼとぼ岐路に就くことに、、、、、、、こうして福岡のやるせない夜は更けていくのであった

昨日の”収穫なし”に気を悪くしたのか、翌朝向が急に”帰る!”と言って聞かない。あと2,3日は福岡で遊ぶ予定だったのに、宣言どおり 向はその日の朝に電車に乗って奈良へ帰ってしまった。

向のあまりに急な行動に少しビックラこいた私も、昼過ぎには宮崎に向け出発することに。たぶん数百キロはあろう宮崎までの道のりを 何も考えずに、BOBは大宰府を観光したりはしたもののひたすら南下。もちろん常にフルスロットル。しかし、なんやね。JOGってすごいね。 何時間フルスロットルで走っても、何の故障もなく私を宮崎まで連れてってくれた。スゲ−ぜ。

なんとか夜に宮崎到着。あたりは真っ暗。もちろん宿の当てはなし。野宿でもしようと場所を探してみるが、いいとこなし。しゃーなく 電話帳で安いビジネスホテルを検索。一泊5千円のところをなんとか押さえてようやく就寝。さすがにこの日は原付乗りすぎた。

今日は九州最後の日。フェリーの時間は夕方。よって以前熊本の叔母から聞いていた、宮崎にあるという世界一のつり橋を見に行くことに決定。

ずばり、デカかった。すごい高さだった。しかし、いかんせん造りがしっかりしすぎており、恐怖のあまりどうこうってほどすごくもなかった。 高所恐怖症とは無縁の私にとって、入場料払ってまで行く価値があったかどうかは疑問。

しかも結構宮崎市内から近かったので、夕方までまだ時間がある。よって、えびの高原まで足を伸ばすことに。べつに何を見に行くって訳でも ないので、えびの高原をふらふら走る。気が付くと霧島町ってなとこまで来ていた。”??、霧島?、、、、、、、、あ、鹿児島県突入してもうた。” こうしてBOBは計画になかった鹿児島県まで来てしまっていた。これで九州全県制覇!!

しかしここで時計を見てビックリ。 そろそろ岐路に就かなければフェリーに間に合わない。ってな訳で、鹿児島県は20分ほどしかいなかったが、宮崎のフェリー乗り場へむかう。 あとはもう船乗って大阪に帰るだけ。お疲れ様でした。


(おまけ話)
九州全県制覇した私のJOGスポ。3ヵ月後に最寄の駅で盗難にあい、未だ行方知れず。二度と南海金剛駅に原付は止めねぇ。(泣)

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